多発する聖母マリアの落涙現象
カトリックの信者にとって、聖母マリアは慈愛の象徴である。現在、そのマリアを象った像が、あたかも世を憂うかのように、血の涙を流すという奇跡の現象が、世界各地で起きている。
今年5月、国民の95パーセントがキリスト教徒だという信仰深い南米コロンビアで、地元住民らが大切にしている聖母マリア像の目から、血の色をした涙がしたたり落ちるという異変が起きた。現場はフロリダプランカという田舎町だ。
日々、祈りを欠かさない住民たちはある朝、マリア像の顔に赤い液体が付着しているのに気づいた。近寄ってみると、マリア像の左目から赤い涙がこぼれていたのだ。
「マリアさまが血の涙を流している!」 「奇跡が起こった!」
マリア像に起きた異変は、メディアで爆発的に広まり、「血の涙」を流すマリア像をひと目見ようとする巡礼者で現地はあふれかえった。
この奇跡を目の当たりにした信者たちは、「悲しみの涙ではないか」と口々に語っている。中には「何かが起こる警告のサインなのではないのか?」と 警鐘をならす信者も後を絶たない。周辺の住民たちは、マリア像からこぼれた血の涙を科学的に分析するようカトリック教会に依頼しているということだが、教会から正式なコメントはいっさい発表されていない。
次いで8月、今度はボリビアのハンド県の国立野生保護区に設置されている教 会で、安置されたマリア像の目から血が流れるという異変が起きている。 さらに指先からも出血しはじめており、「何かよくないことが起きる前兆ではないか?」と教会を訪れた信者たちは不安を募らせている。
人為的な仕掛けがあるのではとマリア像が調査されたが、何も見つからなかったという。この血の涙は、サンプルが採取されて地元の病院に持ち込まれたということだが、続報はまだない。
はたして、続発するマリア像からこぼれ落ちる漢の意味とは、いったい何なのか?




また同じ5月、アメリ力は力リフォルニア州中部の都市、フレスクの民家に安置されたマリア像にも落涙現象が起きて話題になっている。右の目からこぼれ落ちる涙は血の色はしていないが、油性で、バラの花のような芳醇な香りがするそうだ。
このマリア像は、数週間にわたって泣きつづけては止まるといった形で落涙現象を繰り返しているという。
今年5月、カルフォルニア州フレズノの民家にあるマリア像も落涙現象を起こした。下はその拡大
ボリビアの国立野生保護区に設置されている教会のマリア像。今年8月に血の涙を流すとほぼ同時に合掌した手からも血が流れ出た。下は手の拡大。
学研ムー '16.11月号記事より

今、世界各地に安置されたマリア像に異変が起きている。 次々と落涙現像を引き起こしているのだ。 これは近い将来に起こる、不吉な “何か”警告しているのかもしれない!!
今年5月、フロリダプランカという町に安置されたマリア像から血の涙が流れ出た。
実は、気になる発言がある。今年の7月27日、折しもポーランドに訪問中のローマ教皇フランシスコが、あろうことか「第3次世界大戦がはじまった! 今、世界は戦争状態にあって、平和は失われてしまった」と語り、世界中のマスメディアを震撼隠させたのである。
教皇フランシスコ以外にも、北大西洋条約機構(NATO)のフィリップ・ブリードラプ欧州連合軍最高司令官が、アメリカとロシアの極戦争が世界大戦を引き起こすと述べており、またイラク元首相イブラーヒーム・アル= ジャアファリー、そしてまたヨルダン国王アブドゥッラー2世ら、中東地域の指導者層が「第3次世界大戦」の勃発について触れている。
あらためて現実世界を俯瞰するとロシアのシリア介入、中国の海洋進出しかり、イギリスのEU離脱など、戦禍の種は見え隠れしている。
だとすれば、今、世界各地で起きている聖母マリア像の落涙現象は、近い将来。”戦争が起こる”という、不吉なことが起きる予兆もしくは警告なのかもしれない。